大阪日本橋筋商店街の展望: 核施設建設提案による活性化に向けて

摘要

本研究の目的は、日本橋筋商店街の活性化を図るために核施設建設構想を提案することである。大阪日本橋電気街は、南海電鉄難波駅東側から地下鉄恵美須町駅までの日本橋筋(堺筋)を中心に形成されており(図1参照)、家庭電化製品から音響、照明、マルチメディアまで安価に購入できる街として親しまれてきた。しかしながら、近年電気関連店の閉店が続出しており、閉店後の空地、空きビルの多くが使途未定あるいはマンション用地となつている。このような事態を打開するためには、組織の結成や催しなど従来行われてきたソフト面での対策に加えて、来街者に決定的な購買意欲を与えるハード面での対策の必要性が痛感される。