水族館建築における展示手法に関する形態研究 (8)水族館における子どもの好む場所に関する研究

摘要

水族館は子どもにとって「遊びながら学ぶ」ことができる有意義な施設である。水族館での子どもの行動の実体を調査することは、今後水族館を設計する上で重要であると考える。そこで、本研究は大分マリーンパレス「うみたまご」を事例として、親子が水族館に来る目的や水族館における子どもの嗜好性、実際の子どもの行動や観覧後の感想を得るためアンケート調査(表1)を行うことによって、水族館における子どもの好む場所の傾向を明らかにすることを目的とする。