「騒音と防音」の指導計画に対する大学の家庭科教育法履修生による評価: 中学校·高等学校家庭科「騒音と防音」の指導計画に関する研究 その2

摘要

本報では、大学の家庭科教育法履修生を対象に、中学校·高等学校家庭科の、騒音計を使用しない「騒音と防音」の指導計画を用いた講義を行い、指導計画に対する授業評価アンケートを行った。その結果、学習の内容のわかりやすさや、ねらいにそっている点で肯定的評価を得た。さらに、授業に興味や関心をもたせる改善案として、授業内で発生させる音の種類を増やすこと等が挙げられた。また、授業評価の中で、音の測定に対する希望があることから、生活音の測定と評価の基本を家庭科教師が理解した上で、騒音計を用いた「騒音と防音」の授業を行うことができるよう、新たに指導計画等を作成·検討する予定である。