都市部に住む障害者世帯の住宅改修希望に関する研究: 京都市における重度陣害者の事例から

摘要

本稿では以下のことが明らかになった。 1.室內移動の方法は、ADLの段階が進むにつれて変化する。 2.当事者の室内移動方法をみると、自立から部分介助の段階では、車椅子での移動より、這う、伝い歩き、杖歩行などの方法で移動をしているものが多い。 3.ADLのレベルが全介助になると、段差解消、手すりの設置などの小規模な改修では在宅介護をすることは難しく、階段昇降機、段差解消機等大掛かりな改善方法が求められている。