時間軸から見た高密度都市における商業空間の柔軟性(2): 香港旺角中心区をケース•スタディーとして

摘要

香港旺角区の西洋菜街を事例として、建物条件、業種、街路における物理的な物と視覚的な物を空間構成要素とし、空間の流動性、開放性と視覚密度といった商業空間の特性を捉えた。それらの空間特性で時間軸におけるァクテイビティの変化と重ね合わせることを通し、人間のァクティビティが空間特性と対応し、柔軟的な変化をみることができた。それぞれの空間特性の起伏、分布から、均質に見える街路空間に異なった性格を与えることがわかった。また、歩行者天国など時間軸における空間のスキマに、街路におけるアクティビティの成立、変化及び広がり方が街路の空間特性と深く関わっていることを明らかにした。