住民各世代が持つ知識の活用を通してみる地域社会の運営方法: 高齢社会に対応した地域社会づくりに関する考察 その1

摘要

地域を支える基盤となる知識は、組織や生活での経験を通して各世代が身に付けていくものであり、そのシステムは集落特性によらず確立されていることが捉えられた。しかし、知識を活かした活動状況は集落特性によって異なり、小規模•高齢化の進む集落では高齢層も中心的な役割や青年層を支え育てていくという役割を担っており、高齢者の知識が必要とされていることが明らかになった。