PC排熱とUSB電源を利用したパーソナル空調システムの開発(その1)PC発熱の測定とパーソナル暖房装置プロトタイプの試作

摘要

空調設計の熱負荷計算では、パーソナルコンピューター(PC)の発熱gは1台あたり200Wとしている。中央演算処理装置(CPU)の動作周波数向上に伴う発熱量は年々増加しており、更に処理能力向上を目指してマルチコア型CPUの開発ならびに複数CPUを搭載したマルチチップ型等のPC開発が進められており、今後もPC全体としての発熟量はますます上昇する可能性が高い。このPC発熱量は夏期には冷房負荷の増加になる一方で、暖房時には居住域に設置された熱源となる。