置換換気された室内における人体の移動が室内空気分布に及ぼす影響に関する研究 その6 人体の移動モードと換気効率の関係

摘要

一元的な人体モデルでは，停止時間が短いほど温度成層を乱すことが分かった。しかし，今回の実験では，換気効率，空気齢に対して置換換気の原理とは逆に，温度成層が乱れているほうが換気効率が高く，空気齢が低いことが見てとれた。今後は人体モデルの形状を人体に近づけ，その移動も一元的な動きではなく二次元的な動きにさせることが挙げられる。