RC架構に組み込まれた曲げ降伏先行型方立て壁の影響に関する研究: その1 実験的研究

摘要

鉄筋コンクリート造の集合住宅などの設計においては、方立て壁といわれる非構造壁を設けることが多く、一般に上端または下端にスリットを設置することで架構から有効に分離することが望まれている。しかし、実際には架構と一体打ちで施工されることがあり、完全な非構造壁として存在せず架構に剛接合していることも多い。