チャンバー法を用いたVOC気中濃度予測手法に関する研究その1 チヤンバー性能の確認とVOCs放散量に影響を与える環境因子の検討

摘要

2003年7月に制定されたJIS A1901(所謂小型チャンバー法)は、建材のラベリングを目的とした測定方法である。同規格による放散速度の測定結果では、実環境下での濃度の経時変化の予測が出来ないため、施工後に指針値を満たすかどうかの判定、必要とする養生期間の推定など、実務への応用が困難である。