高経年戸建住宅団地における空家所有者の処遇意識に関する研究（その2）:奈良市郊外の戸建住宅団地を対象として

摘要

住宅数が世帯数を上回るストツク過多市場において、近年、地方圏を中心に、空き家等の管理、活用が大きな社会問題になっている。前報では、まち開き後35年以上経過した郊外型の奈良巿学園前住宅団地を対象に実施した空き家の実態調査結果を述べた。本報では、目視調査で得た空き家の住居表示を元に、不動産登記謄本閲覧などによつて判明した空き家所有者を対象に行った郵送アンケートの調査分析結果を示す。