置換換気と放射冷暖房を併用した病室のセミパーソナル空調に関する研究（その15）窓面の上昇?下降気流が汚染物濃度分布に与える影響及び予測モデルの検討

摘要

本研究では窓面に発生する上昇?下降気流が汚染物濃度分 布に与える影響を把握し、その条件でのモデルの適合性につ いて検討を行った。窓面の上昇?下降気流は室内汚染物濃度 分布に大きく影響を与えるためこの空調方式を病室に導入 する際、十分な窓の断熱性を確保することが不可欠であることがわかった。今後は、今回の実験条件では解が得られなかっ た停滞を考慮した境界領域モデルの解の特性を理解し、解が 得られなかった原因の究明を行う予定である。