制振補強効果による動的性能向上倍率の算出(その12 既往の換算 I_s値との比較)

摘要

前報(その1～その11)では、制振補強による応答制御効果を対象建物の地震応答解析に基づき、動的性能向上倍率N (ri)を算出して、靭性補強を施した基本建物のIs~(i)値に乗じることにより、制振補強後建物の構造耐震指標Is~(i)値( dIs~(i) )を評価している。本報では、文献2,3の建物を補強対象として、本研究で提案している評価法と文献4～7で提案されている既往の評価法との比較を行い、その傾向と妥当性に関する検証を行う。