育児状況のデータ共有による男女共同参画意識の気づきアプリケーションの開発

摘要

育児は誰がするのかについて，ジェンダー差からの役割分担はなく，共同ですべきことである．ヒトは生まれて，人になる（成長）には，多くの人々の協力支援が必要である．看護学科における人間関係論の講義の序盤で，オオカミに育てられた少女について取り上げる例のように，生まれただけでは人にはなれない．育児はデリケートな事（コト）であり，家事の延長ではない．育児に関連する傷ましい事件報道が絶えないが，周囲に誰か相談支援できる環境はなかったのだろうかと涙する．育児は，みhなでするという気づきが，図4 に示すように社会に浸透するような思いで研究開発を継続する．