食品3D プリンターに適する食品の物性と物性による造形精度への影響

摘要

近年，栄養や味や形など個人に合わせた食品を手軽に作れるものとして，食品3D プリンターが研究されている．これまでにシリンジを用いて押出しをする食品3D プリンターに適する食品の物性や機械の設定が検討されてきた．本研究ではスクリューによる3D 積層方式を用いた食品3D プリンターであるFP-2400 を用いた食品の物性を検討した．FP-2400 が食品を上手く押出すためには，食品の物性を調整する必要がある．FP-2400の押出しに適する食品の物性をTPA 試験を用いて求め，同時に食品ごとの物性によって造形物がどのように変化していくのかを比較をした．