農家型長屋門実測調査を通じたまちづくり参加報告: その2.宮城県栗原市IT 家長屋門・母屋実測調査報告

摘要

宮城県栗原市には、国定公園の栗駒山やラムサール条約登録湿地の伊豆沼・内沼をはじめとする観光資源がある。また、豊かな自然や由緒ある歴史、伝承されてきた伝統文化や祭り、特産品などさまざまな魅カがある。これらの素晴らしい観光資源という「光」を調査・発掘し磨き上げ、その輝いた光を見せる観光産業の振興と個性的で活カのある田園観光都市づくりを目指している。2009 年度調査したI.T 家長屋門の調査を継続していたところ、母屋の実測調査を依頼された。実測調査を通して当時の技術や伝統エ法を知ることとともに、調査対象の母屋は明治34 年(1923 年)に建てられた古民家であり地域の歴史的遺産としての価値がある。そのため、図面などのデータにして残していくこと、また栗原市の観光資源として今後活用していくことが出来るのではないかと考えた。