実務経驗をもつ教員の見た建築教育の課題と展望: 大学の出口戦略強化に向けて

摘要

1998年の大学審議会答申「21世紀の大学と今後の改革方策について——競争的環境のなかで個性が輝く大学——」の発表以来、"個性ある大学づくり"の戦略のひとつとして建築プロフェッショナル教育への関心が高まり、豊富な実務経験をもつ教員の採用が增加している。さらに、2006年以降は大学全入時代を迎え大学間の競争が激しさを増し、大学の生き残りのなかで建築教育のあり方が大きく変化している。